仏像名

ふりがな  らこらりゅうぞう

大報恩寺
制作年代

     重文
鎌倉時代

羅こ羅立像

様 式

承久二年(1220)

俗称又は愛称

製作材質

木造、玉眼
彩色、切金文様

樹 種

像 高

98cm

製作者

快慶作

安置場所

霊宝館

開扉期間

解 説

 大報恩寺本堂の本尊釈迦如来坐像に随侍する十体の群像のうちで、十大弟子像としては天平時代の名作、興福寺の乾漆像についで著名である。
 目けん連、優婆離の二像の足枘に、それぞれ法眼快慶の墨書銘があり、その他は快慶指導下に一門の手になったと見られる。

 目けん連像の台座にはまた「正三位行兵部卿藤原朝臣忠行」の刻銘があり、忠行のこの肩書から建保四年(1216)、末から承久元年(1219)、の間の造立と知られるが、阿難陀像の納入経巻奥書には承久二年(1220)、の年紀があるから、一具の像はほぼこの間、あるいは少し遅れて完成したのであろう。
 快慶最晩年の仕事であり、この期の快慶作品の特色である。像の表面の線的、絵画的処理が目立つ。寄木造で玉眼を嵌入。彩色も良く残っている。
「運慶と鎌倉彫刻」 小学館 1973年より

私 の 想 い

 左手で経巻を持ち、右手で何かを説明している。この方は、お眼が不自由なのかも知れない。

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