仏像名 |
たいしゃくてんきぞうぞう |
醍醐寺 制作年代 |
重文 平安時代 | ||||
帝釈天騎象像 | |||||||
様 式 |
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俗称又 は愛称 |
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製作材質 |
木造 彩色 |
樹 種 |
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像 高 |
105cm |
製作者 |
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安置場所 |
霊宝館宝聚院 | ||
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開扉期間 |
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解 説 | |||||||
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私
の 想 い | |||||||
武具の上に衣を羽織る帝釈天が多い中で、この方は武具のままである。左肘を張って威厳を表わす。 乗っている象は大人しく、鼻を丸めている。半跏に組んだ右足、左足は象の左脇腹に下ろす。 平成26年7月に「法隆寺夏季大学」入校の際に奈良に、行ったのでその時に奈良国立博物館で開催中の醍醐寺展で拝観する。 象の鼻が丸く丸まっている。牙も立派にまともな位置に着いている。耳もまとも、足も比較的にまともな形である。というのも、平安時代で象がまともに観られてそれなりに彫る事が出来るのだろうか。 先日、拝観した長野・牛伏寺の普賢菩薩像の象でも、象として見えても細かいことを言うと違って来る。しかし、そこは中央の彫刻師集団であるから、「講釈師観て来たような嘘を付く」と言うが如しである。 それから、象と乗る人間の大きさのバランスが好い。乗る人間が大きかったり、反対に小さかったり、バランスが悪い事も度々拝見する。そう云っては、言い過ぎかも知れないが、当寺の看板の国宝薬師三尊像は、バランスが良いとは言えない。此処だけの話だが。 右手はV字に折り、拳を握り内に巻き込む。左手は肘をくの字に曲げ、左太腿の上で、五指を軽く握って返すように見栄を切る。象の背中に敷物を敷き、右脚を組み上げ、左足を象の脇腹に踏み垂らす。踏み垂らす左脚の太腿の太い事にびっくり。 |
帝釈天騎象像画像一覧 |
帝釈天騎象像 |
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