仏像名

ふりがな　　あしゅらりゅうぞう

蓮華王院
制作年代

国宝
鎌倉時代

阿修羅王立像

様　式

俗称又は愛称

製作材質

木造、玉眼
彩色

樹　種

像　高

１６５ｃｍ

製作者

安置場所

三十三間堂

開扉期間

解　説

サンスクリット語の（アスラ）の音写で、ペルシャの最高神（アフラ・マズター）も同じ語源と伝え、古代インドの文献にはヴァルナ（水天）やルドラ（暴風神）をふくむ善悪両面の特殊な性格を有する神として登場するが、後に、アスラはデーヴァ（神）に対する悪魔とみなされるようになった。
　仏教に入ってからは天竜八部の第五に数えられる護法神となり、他方では、悪魔的な血生臭さを残す修羅道として六道・三悪魔の一つに入った。
「三十三間堂の佛たち」より

私 の 想 い

三面三目六臂である。興福寺の阿修羅は三面四臂で可愛いお顔の人気の仏像である。ここの阿修羅さんは、口を開けて怒っている。
　合掌する手といい、宙に浮く、第二、第三の手の指先が綺麗だ。右手の一つは手の平を開いて、小指だけ少し離れている。第三の手は人差指を立てて、何かを指す。
　左手の二手は、やはり天井に手を向けて、雨を感じている。第三手はじゃんけんのグーを出した。