仏像名

ふりがな しゃもんてんりゅうぞう

広隆寺
制作年代

重文
平安時代

毘沙門天立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造
素地

樹 種

栴檀

像 高

135cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 左手に宝塔を捧げ、右手に鉾を持ち、頭には兜を被り、両眼を殆んど円形にまで見開いて極端に怒りの相を示している。
 体躯は量感に充実し、甲冑には浮彫文様、よじれた帯等、相当細かい精巧な彫刻が施してある。
 本像の用材は栴檀で、至る所にこの材独特の木目が表れている。足下の邪鬼は風化がはげしく、顔などはよく判らない。
 この像の制作年代はおそらく弘仁時代であろう。
「広隆寺縁起より」

私 の 想

 右手は肘を横に張って、手を真上に上げて戟を持つ。左肩を前に出して、左手は脇を締めて肘を深く折って、前に手の平を出して、多宝塔を乗せている。多宝塔の中を覗いているのだろう。
 邪鬼は仰向けに、顔と腹を踏まれて、大の字に伸びている。賢そうな毘沙門天さんである。邪鬼をいじめて得意気である。

毘沙門天立像画像一覧
毘沙門天立像
広隆寺に戻る
広隆寺所蔵仏像
講堂
阿弥陀如来坐像  虚空蔵菩薩坐像  地蔵菩薩坐像 
霊宝殿
阿弥陀如来立像 大日如来坐像1 大日如来坐像2  菩薩立像 
千手観音立像 千手観音坐像  聖観音菩薩立像 文殊菩薩坐像
不空羂索観音菩薩立像 地蔵菩薩立像  地蔵菩薩坐像 不動明王坐像
弥勒菩薩半跏像1 弥勒菩薩半跏像2 弥勒菩薩坐像3 毘沙門天立像
持国天立像 増長天立像 広目天立像 多聞天立像
吉祥天立像1 吉祥天立像2 吉祥天立像3 吉祥天立像4
吉祥天立像5
薬師如来立像  日光菩薩立像  月光菩薩立像 
十二神将
宮毘羅立像 伐折羅立像 迷企羅立像
安底羅立像 額爾羅立像 珊底羅立像
因達羅立像 波夷羅立像 摩虎羅立像
真達羅立像 招杜羅立像 毘羯羅立像
桂宮院本堂
如意輪観音菩薩半跏像 
広隆寺に戻る