仏像名

ふりがな くびらりゅうぞう

広隆寺
制作年代

国宝
平安時代

宮毘羅立像

様 式

康平七年(1064)

俗称又
は愛称

製作材質

木造
彩色

樹 種

像 高

123cm

製作者

長勢作

安置場所

霊宝殿

開扉期間

解 説

 藤原時代定朝以後になると、作者の明らかな造像が多くなる。広隆寺十二神将像は康平七年(1064)定朝の弟子長勢の作として知られる。彩色は全く剥落、寄木造り。いずれの像も端正なまとまりを持ち、長勢の手腕の巧みな事を物語る。
 神将像には仏敵に対する怒りの表情や動作の烈しいものが多いが、この像は穏やかで藤原風である。十二体とも、彫りの細部に至るまで破綻がないが、それが返って和様化されたこの像の力の弱さにもなっている。
「仏像ガイド」 美術出版社 1968年より

私 の 想 い

 右手は肘を伸ばして下に降ろし、五指を広げて地面を押える仕草をしている。左手も肘を伸ばして下に降ろし、剣を握る。焔髪に逆立てた髻で立つ。
 武骨に縄で絞めつけた襷掛けで身を固め、腰も撚り上げた綱で絞める。武骨な兵士も、右手にやさしさが残る。

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