仏像名

ふりがな　じぞうぼさつざぞう

広隆寺
制作年代

重文
平安時代

地蔵菩薩坐像

様　式

俗称又
は愛称

製作材質

木造
彩色

樹　種

像　高

１８２ｃｍ

製作者

伝道昌作

安置場所

講堂

開扉期間

解　説

　道昌僧都の作と伝えられている。一木彫成像のこの像は、長方形の須弥座上に結跏趺座し印相は与願印、弘仁時代の特色である全体に頗る重厚な表現に満ち、豊満な相好、太い首張りの強い胸、腹腰から両膝にかけての肥大さを見ることが出来る。
　衣紋の褶襞は典型的なな飜波式であり、光背は簡単な円形頭光である。
「広隆寺縁起より」

私 の 想 い

　右手は与願印を右膝の上に乗せて、示している。左手は脇を締めて肘を前に折り、宝珠を手の平に乗せる。中指と薬指を立てて落ちない様にしている。
　降摩座に座り、宝珠の手に力が入る。お顔は全体にふっくらとしていて、少年のようだ。