仏像名

ふりがな たもんてんりゅうぞう

広隆寺
制作年代

重文
平安時代

多聞天立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造
彩色

樹 種

像 高

130cm

製作者

安置場所

霊宝殿

開扉期間

解 説

 四天王は邪鬼を踏んでいるものが多いがこの像はみんな岩座である。三像共、藤原時代の一木彫成であり、肉身は豊満で細部の彫りも堅実、顔は極端に怒りの相を表している。
 製作当時は表面に彩色文様が施され相当華麗であったと想像される。
「広隆寺縁起より」

私 の 想 い

 この多聞天像だけが岩座でなく、邪鬼を踏まえている。上記の三像とはそういう意味です右手は肘を横に張って、手の平を右腰に下から上に当てる。
 格好付けても、なかなか出来ない。手首の柔らかい人である。左手は肘を肩の高さに上げて戟を持つ。
 左足を邪鬼の顔に踏み上げて、ポーズを取る。邪鬼は仰向けにされ腹を右足で踏まれ、右頬を左足で踏み上げられて、のびている。
「邪鬼め。参ったか」
いじめもこれに極まれる。

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