仏像名

ふりがな あんてら

興福寺
制作年代

国宝
平安時代

安底羅

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造板彫り
彩色、切金文様

樹 種

ヒノキ

像 高

90cm

製作者

安置場所

国宝館

開扉期間

解 説

 薬師如来の守護神で、東金堂本尊薬師如来像の台座周囲に貼り付けられていた。一枚の桧板に浮き彫りする(ただし因達羅大将像のみ二枚)
 正面を向く像一体、右向く像五体、左向く像六体で十二面がほぼ完形で伝わる。施された彩色は剥落が激しく素地をみせる。
 迷企羅大将が短い衣をつけ裸足で立つ以外は、いずれも武装する。頭部は焔髪、巻髪、また兜をかぶったり、天冠を着けたりする。武器を取り身構えたり、全身で躍動するものなどさまざまである。
 絵画と彫刻の要素、面白味、そしてそれ自体がかもし出す一種独特のユーモア感など、類例の少ない日本の板彫り彫刻の中で、きわめて珍しい像。
「法相宗大本山 興福寺」より

私 の 想 い

 右手を後ろ手にして、
「ひゃあ。見たの」
と、余程見て欲しくない物を見られてしまい。それでもなお、後ろ手にして隠す。
「出しなさい。隠しても駄目。学校にそんな物を持って来てはいけないでしょ」
と、言われたようで。
「えっ。誰のことですか」
いつかの自分のことを思い出す。

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興福寺4(国宝館所蔵仏像)
興福寺4(国宝館所蔵仏像)
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波夷羅 因達羅 珊底羅 額儞羅
安底羅 迷企羅 伐折羅 宮毘羅
興福寺1(北円堂)
興福寺2(東金堂)
興福寺3(仮金堂)
興福寺4(国宝館)
興福寺5(南円堂)