仏像名

ふりがな かんのんぼさつりゅうぞう

興福寺
制作年代

    重文
鎌倉時代

観音菩薩立像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造、金泥玉眼
彩色、切金文様

樹 種

像 高

87cm

製作者

安置場所

国宝館

開扉期間

解 説

 聖()観音菩薩は十一面観音菩薩や千手観音菩薩など、さまざまに変化する観音菩薩の元の姿。
 この像は本坊持仏堂の本尊で、蓮華座に立ち、左手は曲げ未開敷蓮華を持ち、右手は垂下する。
 頭上に華やかな宝冠と化仏をつけ、体には瓔珞を着ける。腰をわずかに左にひねり、右足を踏み出す。
「法相宗大本山 興福寺」より

私 の 想

 右手は脇を締めて肘を後ろに引き、下に降ろす。手の平を広げたままで、幾分内に入れる。
 左手は脇を締めて肘を脇腹に着けて、直角に折理前に出して蓮華のつぼみを持つ。女性らしく少しこしを左に寄せる。しなやかな感じの型である。
 唇に朱を指している。胸の瓔珞も綺麗に残る。

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