仏像名

ふりがな いんだら

興福寺
制作年代

国宝
平安時代

因達羅

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造板彫り
彩色、切金文様

樹 種

ヒノキ

像 高

92cm

製作者

安置場所

国宝館

開扉期間

解 説

 薬師如来の守護神で、東金堂本尊薬師如来像の台座周囲に貼り付けられていた。一枚の桧板に浮き彫りする(ただし因達羅大将像のみ二枚)
 正面を向く像一体、右向く像五体、左向く像六体で十二面がほぼ完形で伝わる。施された彩色は剥落が激しく素地をみせる。
 迷企羅大将が短い衣をつけ裸足で立つ以外は、いずれも武装する。頭部は焔髪、巻髪、また兜をかぶったり、天冠を着けたりする。武器を取り身構えたり、全身で躍動するものなどさまざまである。
 絵画と彫刻の要素、面白味、そしてそれ自体がかもし出す一種独特のユーモア感など、類例の少ない日本の板彫り彫刻の中で、きわめて珍しい像。
「法相宗大本山 興福寺」より

私 の 想 い

 左手で腰紐を捻って力が入る。
「そうじゃねえだろう。こうするんだ。こうだよ。こうだ」
自分の腰紐を捻って、一人相撲を取っている。
「右で下手を取る。左ははずに。下手を絞って。絞って寄る。もっと絞って寄る」
絞る、絞ると言う度に腰紐が捻れる。

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